イベントのページに戻る  茨城大学工学部マテリアル工学科

2004/8/5 日立電線株式会社高砂工場見学

茨城大学工学部出発現物質工学科材料コースでは物質工学ゼミナールの時間に工場見学を企画しました。どうしても半日かかりますので、夏休み初めにあるミニマム試験終了後の午後に日立電線株式会社高砂工場を見学しました。

この日の参加者は学生32名、教員5名でした。アテネオリンピック開催月の猛暑の続く夏ですが、この日に限って雲の多い一日でした。茨城大学工学部正門付近に集合し、観光バスに乗り込んで出発しました。約20分の道のりでした。

概要説明工学部卒業生の方々のご挨拶の後、総務の奈良様より工場、製品の概要についてご説明いただきました。高砂工場は日立市の北部に位置し、ビニル線、機器電線は勿論、光デバイスや化合物半導体、光ファイバー、情報システム関連機器などを製造している工場です。

人数が多いので、3つに班を分けて見学しました。見学した個所は(1)化合物半導体ガリウムひ素の製造プロセス、(2)挟み込み防止用感圧センサー製造工場、(3)情報ネットワークソリューション関連施設の3つです。

化合物半導体の製造法の内、LEC法、VGF法、ボート法の設備を見学しました。身近な例として、携帯電話などの高密度集積回路(LSI)用のWaferや、赤色LEDに用いられる重要な材料が化合物半導体です。挟み込み防止用感圧センサーは電動式スライドドアに万が一手が挟まった際に、それを検知するためのセンサーです。情報ネットワークソリューションは、例えば近年爆発的に普及が進んでいるブロードバンドの情報伝達の要の技術である光トランシーバやHUBの表面実装プロセスを見学しました。

質疑応答一時間以上の見学の後、最初に概要を説明していただいた部屋に戻って、質疑応答の時間をとりました。見学した施設に関する質問のほかに、工学部の卒業生の方から在校生に望むお話も聞けて大変有意義な時間であったと思います。

記念写真最後に建物の外で記念撮影をしました。

今回の工場見学にあたり、色々お骨折りいただいた日立電線株式会社の各位にこの場を借りて御礼申し上げます。

[工場見学]


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