研究・教員紹介一覧に戻る

小桧山 守の紹介

氏名小桧山 守(Kobiyama Mamoru)
職種茨城大学工学部材料物性学講座(平成16年7月現在) 教授 博士(工学,1991)
略歴茨城大学大学院工学研究科修士課程修了(1973,3)
研究分野ナノ結晶の力学特性および熱的安定性、物質の照射効果、高純度アルミニウム箔の腐食特性。

主な研究課題

純金属ナノ結晶に関する研究

ナノ結晶とは結晶の原子の数が数100個〜数10,000個から成る多結晶体であり、粒界に占める粒界原子の比率が数10%にも達することがある。このため、粒界固有の性質が顕在化し、結晶や非晶質とも異なる特異な性質を示すことが期待される。粒界の原子構造は結晶の周期性はもちろん、非晶質の原子構造の短範囲の周期性も失われているとかんがえられる。実際に、ナノ結晶では異常な磁気的性質や非常に高い強度が見出されており、ナノ結晶は有望な新しい材料として注目を浴び、国内、国外において活発な研究がなされつつある。以上の特異な性質を解明するため、走査型トンネル顕微鏡、透過型電子顕微鏡による観察、X線回折による結晶粒径や内部歪の測定を初めとして、堅さ、内部摩擦、曲げ試験、などの機械的性質、照射効果の研究を進めている。

論文

授業

主題別ゼミナール物理学概論Ⅰ物理演習表面・界面工学ナノマテリアル工学、固体物性学特論(物質工学専攻)

研究・教員紹介一覧に戻る