茨城大学工学部マテリアル工学科 平成20年度シラバス 戻る

基礎物理化学(1年後期)
Fundamental of Physics and Chemistry 単位数:2
担当:市村稔大貫仁コード:T8204

概要
マテリアル工学の3大基礎科目(数学、物理、化学)のうち、物理と化学の基礎部分に注目し、物理または化学と材料工学のつながりを明確にして、2年次以降の材料工学専門科目の履修と理解を促進するために、初年度導入科目として位置付けられる科目である。

●JABEE関連科目:材料プロセス分野:材料物理化学材料プロセス演習

キーワード
基礎物理、基礎化学、材料学基礎、マテリアル特性、応用分野、新材料、新製品
到達目標
大学入試時に高校で物理または化学を選択しなかった学生に対して、マテリアル工学を学ぶ上でどうしても必要な物理または化学の基礎部分について学習し、概要を理解する。

●JABEE対応:「数学、自然科学、情報技術」分野100%、JABEE目標:◎D、○G

授業計画
前半(1〜7)市村担当:物理(力学)と化学(熱力)、後半(8〜15)大貫担当:物理(電磁気)と化学(量子反応)
  1. 運動と力
  2. 運動の法則
  3. 運動量と力積
  4. 物理と化学エネルギー
  5. 力のつりあい、熱と仕事
  6. 気体の法則、エネルギー保存など
  7. 中間試験
  8. 静電気
  9. 直流
  10. 電流と磁界
  11. 電磁誘導と交流
  12. 電子と光
  13. 量子反応
  14. 原子と原子核など
  15. 期末試験
履修上の注意
大学の物理と化学の基礎部分をできるだけ丁寧に講義し演習的な授業形態を取って、専門基礎への有効な導入効果をあげる事を目標とする。演習問題、宿題や課題、口頭発表や説明、レポート提出などを課す。前半末に中間試験、後半末に前期・定期試験がある。
成績の評価方法
出席、演習成果発表、宿題課題レポートなどの成績を総合して判断する。ただし、前期・前半末の中間試験と後半末(前期末)定期試験の結果が主(80%)となる。その他20%となる。
教科書・参考書
教科書は未定。物理関係の参考書として、
  • 「やさしく学べる基礎物理」、基礎物理教育研究会編、森北出版(2000)、2200円
  • 「基礎固め物理」、澤田肇著、化学合人(2002)、1890円
などがある。必要に応じて、物理と化学のマテリアル関係のトピックス情報資料を提供する。

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