環境工学 | (3年後期) |
Basics of environmental science | 単位数:2 |
担当:市村稔 | コード:T8227 |
概要 われわれの生活や活動は極めて多くの材料によって支えられている。人と地球に優しい新材料の開発が必要とされているが、なぜ、環境を意識した工学が必要であるかが必ずしも具体的に捕らえにくい面がある。マテリアル工学科における専門選択科目として、材料学の分野と視点を保ちながら、エネルギー生活環境問題を考えていく。キーワード 地球環境、温暖化、オゾン層破壊、酸性雨、排気ガス、ダイオキシン、エネルギー、生態系到達目標
- 人間は恵まれた地球環境に守られて生きている事を理解する。
- 生活利便性に偏った工学の無計画な膨張発展は地球環境を汚染する事を学ぶ。
- マテリアル工学技術者として、環境に優しくない材料は作る必要はない事を確認する。
●JABEE対応:D-3.マテリアルの機能および設計・利用に関する基本の理解100%、JABEE目標:◎A、○B、○D、○G
授業計画
- 授業概要、シラバス説明
- 人間と環境
- 温室効果ガス
- 地球の温暖化
- フロンガス
- オゾン層破壊
- 中間授業アンケート、中間試験
- 酸性雨
- 自動車排気ガス
- 化石エネルギー
- 再生可能新エネルギー
- 生態系
- ダイオキシンと農薬
- 生活環境、期末授業アンケート
- 期末試験
履修上の注意 受講は66%以上の出席を必要とする。原則として毎回出欠を調べる。平静平穏なクラス雰囲気維持のために、私語・遅刻・途中退席等等に伴う授業妨害は許さない。成績の評価方法 期末試験を主体(70〜80%)とし、出席(遅刻、早退)など授業参加状況、中間試験や臨時のレポートなど(30〜20%)を総合して成績を評価する。試験は座席指定、関数電卓使用可、携帯電話使用禁止とする。教科書・参考書 教科書:「環境科学の基礎」、岡本博司、東京電機大学出版局(2002)、1900円、ISBN4-501-61950-3参考書:「エネルギー・資源・リサイクル」、化学工学会監修、亀山小島共著、培風館(1996)、1648円、ISBN4-563-04278-1