複合材料学 | (3年後期) |
Composite Materials | 単位数:2 |
担当:太田弘道 | コード:T8235 |
概要 複合材料は我々の生活においていろいろな所で使われている魅力的な材料です。複数の材料を組み合わせることにより、より優れた性質を作りだすことができる複合材料について、その作り方や応用例、設計法の基礎を学びます。●JABEE関連科目:
キーワード 複合材料、マテリアル、材料機能、金属材料、機能材料、物性値推算、材料力学到達目標 ●JABEE対応:D-3.マテリアルの機能および設計・利用に関する基本の理解100%、JABEE目標:◎D、○G
- 複合材料の力学的性質の初歩的な推算を行える学力を身につける。
- 複合材料の多彩な用途や製法についての基礎知識を身につける。
授業計画
- シラバスの説明、複合材料の性質を考える
- 複合材料の作り方を考える
- 繊維強化複合材料とはなにか
- 複合材料の力学的性質 ヤング率
- 繊維強化複合材料の作り方
- 繊維強化複合材料の性質
- セメント系複合材料の製法
- セメント系複合材料の性質
- 金属基複合材料
- 複合材料の力学的性質 破壊のモデル
- 積層系複合材料の製法
- 積層系複合材料の特性
- 複合材料の力学的性質 曲げの考え方
- 複合材料の力学的性質 曲がりにくさ
- まとめ
履修上の注意 履修上、基礎的な力学と材料力学の知識が必要です。 材料力学についてヤング率、ポアソン比、応力ひずみ曲線などを理解し、具体的な問題を解ける事が履修の前に満たしておくべき必要条件になります。この条件の満足を前提とした上で、随時、授業時間の二倍程度の時間をめどとした量の宿題を課します。出された宿題を、0から2で評価します。成績の評価方法 期末試験(90%)、宿題(10%)教科書・参考書 教科書:
- 「つくる立場からみた複合材料入門」、大谷杉郎著、裳華房、2800円、ISBN:4-7853-6804-7
参考書:
- 「複合材料の力学序説」、福田博、辺吾一著、古今書院、2900円、ISBN:4-7722-1373-2
- 「おもしろい複合材料のはなし」、日本複合材料学会編、1800円、ISBN:4-526-04082-7