―環境とIT社会を支える“ものづくり”― 茨城大学工学部 マテリアル工学科
よくある質問と回答
入学前
マテリアル工学科はどのようなことを学ぶのですか。 |
1年次に数学、物理の基礎および材料の総論を学び、2年次~3年次に材料プロセス,材料組織、材料強度、材料機能および計算材料〔シミュレーション〕に関して、入門から応用まで順次学べるようなカリキュラムが組まれています。
また,2,3年次には実験、4年次には卒業研究により、知識を活用し、身に付けることができます。卒業時には「コンピュータのわかる材料技術者」として社会で活躍されることを願っています。
詳細はカリキュラムのページをご覧下さい。
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マテリアル工学科に進学するにはどのような勉強をしておけばよいのですか。高校で物理を選択していませんが、物理の知識は必要ですか? |
高校で物理を選択していない学生がいることも想定して、物理や数学については、接続授業という、高校と大学での授業内容をつなぎ合わせる役割 を持つ授業があり、 大学の授業でもちいる基礎を身に付けられるようになっています。
化学については高校での化学(「物質の状態変化を巧みに利用し、材料をつくること」)がマテリアル工学と深く関係します。
入学後は、物理・化学が各カリキュラムの科目を通して、分け隔てなく学習することになります。
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マテリアルと言われてもイメージがはっきりしません。マテリアルを学んだり、研究する必要性を分かりやすく説明して下さい。 |
マテリアルは"物質"、"材料"という意味です。私たちの生活を支える建造物や電気製品などの様々な工業製品も材料がその性能を決めています。
材料の設計、開発、製造、廃棄、リサイクルの研究は人類の未来のために、ますます重要となっています。
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学科のことをもっと詳しく知りたいのですがどのような方法がありますか。 |
学科案内パンフレット等の案内冊子を用意しているほか、オープンキャンパス時に説明会や見学会を行っています。
また、出張授業もおこなっております。
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大学生活
講義や実験以外にはどのようなものがありますか? |
企業の工場見学などがあります。またインターンシップ制度もあります。
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コンピュータは必要ですか? |
まず、レポート作成や卒業研究をまとめるときに学生はコンピュータを使用しています。
また、研究においては、コンピュータを用い、材料の構造・特性を明らかにする研究なども行っています。
いまやコンピュータは文房具の1つといっても過言ではありません。
当学科ではコンピュータで文書や図表をつくる練習のカリキュラムもあります。
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学生寮はあるのですか。どれくらいの学生が利用していますか。 |
歩いて20分の所に吼洋寮(男子寮)があります。
約160人が生活しています。工学部の住居・アルバイトのページ、茨城大学の学生寮のページを参考にしてください。
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キャンパスが水戸、日立、阿見と分かれていますが、工学部は1年から日立ですか。 |
工学部では1年次は水戸、2年次以降は日立キャンパスで講義が行われます。
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アパート、下宿などを借りるとすると、日立での1ヶ月の生活費はどれくらいですか。 |
アパートの家賃は3~5万円,食費1.5~3万円,光熱費1万円が平均的生活費です。工学部の住居・アルバイトのページを参考にしてください。
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車通学は可能ですか? |
他大学に比べれば、駐車場は広いかもしれませんが、決して十分ではありません。そこで、3年次までは特別の事情がある人は車通学が認められています。
4年になって卒研や大学院になると、必要度に応じて駐車カードを取得できます。
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卒業後
卒業生はどのようなところへ就職していますか。 |
人数が最も多いのは機械・自動車・素材・エネルギー関連の企業で、材料技術者として活躍しています。サービス・生活関連、情報・通信関連がそれについで多く、流通やITの分野にも進出しています。
詳細は卒業後の進路をご覧ください。
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マテリアル工学科を卒業するとどのような資格が取得できますか。 |
マテリアル工学科を卒業すると得られる資格については工学部の資格のページをご覧下さい。
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大学院へ進学する人の割り合いはどれくらいですか。 |
1学年の35%ほどの方が大学院に進学しています。
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博士課程はあるのですか。博士課程を卒業するとどのようなところへ就職するのですか。 |
理工学研究科には博士前期課程(2年)と博士後期課程(修士課程のあと3年)があります。
研究者や高度な専門知識を備えた人材を養成する目的で、物質科学専攻や応用粒子線科学専攻など6つの専攻課程が備えられています。
博士後期課程を終え、論文が審査に通ると学位(博士号)が授与されます。就職先は大学、国立の研究所などが考えられます。
企業の研究所は今まであまり多くありませんでしたが、今後増えると期待されます。
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