2005/8/4 東海テラパークと株式会社日立製作所オートモーティブシステムグループ見学
マテリアル工学科の前身、物質工学科材料コースでは学部2年生対象の物質工学ゼミナールの時間に工場見学を企画しました。今回は学部2年生の約半数の学生39名、教員3名が東海テラパークと株式会社日立製作所オートモーティブシステムグループを見学しました。朝、茨城大学工学部正門付近に集合し、観光バスで前回と同じ東海テラパークに移動しました。約30分かかりました。【東海テラパーク】
まず初めに施設の概要、原子力発電の仕組みなどについて説明を受けました。
その後、前回と同様にテラパークと使用済燃料の貯蔵施設である乾式キャスクなど発電所施設の見学をしました。乾式キャスクは自然対流によって冷却する施設ですが、空調設備がないにもかかわらず内部は涼しくなっていました。真夏のせいか、海岸沿い施設の見学の際にはもやがかかっていました。
前回と同様に見学終了後、茨城大学工学部の卒業生で東海発電所に勤務されている方が、懇談に来てくださいました。お二人は、物質工学科の前身である工業化学科と金属学科のご出身です。
当日は夏休みのせいか、他にも見学グループがあり、また、ご家族連れがたくさんいらっしゃいました。
我々は懇談の後、昼食を摂り、建物の外で記念撮影をしました。
【株式会社日立製作所オートモーティブシステムグループ】
午後は昨年度も見学させていただいた株式会社日立製作所オートモーティブシステムグループへ移動しました。約30分かかりました。
昨年度と同様に総務の脇田様より工場、製品の概要についてご説明いただきました。この工場では自動車の関連する電装品、制御機器、情報通信機器を製造しています。詳細については2004年8月6日工場見学のページをご覧ください。今回もエンジン機器製造部でスロットルボディの組立て工程、電子製造部でエンジン制御ユニット(ECU)の製造工程を見学しました。どこの工場でも製造工程の合理化は課題ですが、全社を挙げて取り組んでいる姿が印象的でした。この工場にはゴーン社長も来たことがあるそうです。
各工程を1時間強見学した後、実車で試験するテストコースを観光バスで走りました。コーナーにはバンクがついており、まるで壁のようでした。
最後に概要を説明していただいた部屋に戻って、工学部卒業生との懇談会の時間となりました。何故、ここを就職先として選択したか、という先輩のお話が刺激になったのではないでしょうか。30分弱の懇談会の後、日立に戻ったのは17時前でした。夏らしい暑い一日でした。
最後に今回の見学にあたり、色々お骨折りいただいた日本原子力発電株式会社東海発電所と株式会社日立製作所オートモーティブシステムグループの各位にこの場を借りて御礼申し上げます。
[工場見学]