物理学概論Ⅱ | (1年後期) |
General Physics Ⅱ | 単位数:2 |
担当:榎本正人、篠嶋妥 | コード:K7162 |
概要 前学期の力学に続き、波動、光、および熱学の基礎を学ぶ。内容は多岐にわたり、1学期でカバーすることはむずかしい。材料学に関係の深いトピックスを重視するが、この段階では、何でも学び、理解しようとする姿勢が必要である。●JABEE関連科目:
キーワード 縦波、横波、波動方程式、音波、反射と屈折、回折格子、熱と仕事、エントロピー、理想気体到達目標 ●JABEE対応:「数学、自然科学、情報技術」分野100%、JABEE目標:◎C、○G
- 縦波、横波、定在波について学び、音波と光の波としての性質を理解する。
- 回折現象や干渉のメカニズムを理解し、回折格子の機能を理解する。
- 熱力学の第一、第二法則の意味を理解する。
- エンタルピー、エントロピー、自由エネルギーについて考察する。
- 等温変化、断熱変化、カルノーサイクルを説明できる。
授業計画
- ガイダンス(波動、光、熱)
- 波の性質、波動方程式
- 重ね合わせの原理、定在波
- 弦の振動、音波、ドプラー効果
- 光の反射と屈折
- 光の回折と干渉、回折格子
- 中間試験
- 熱と温度
- 固体の比熱、熱伝導、熱膨張
- 気体分子運動論、
- 熱力学の第一法則、エンタルピー
- 理想気体の熱力学
- カルノーサイクル、熱機関
- 熱力学の第二法則、エントロピー
- 期末試験
履修上の注意 中間試験、期末試験のそれぞれについて、規定の出席日数に満たないものは受験資格がないので注意すること。成績の評価方法 中間試験、期末試験の2回の試験の合計で成績をつけます。ボーダーラインの人は、出席を考慮します。教科書・参考書 「基礎物理学」、有馬朗人編、学術図書出版社、2000円