材料物理化学Ⅰ | (2年前期) |
Physical Chemistry of Materials Ⅰ | 単位数:2 |
担当:田代優 | コード:T8214 |
概要 材料物理化学は、"もの"を作ったり使ったりするときの基本原理を学ぶ学問である。"もの"の状態を表す変数の意味と単位、それを用いた状態方程式を学ぶ。熱力学の法則により、エネルギー、熱、仕事相互の関係を学ぶ。自然に起こる変化の方向がどうして決まるかを学ぶ。キーワード 状態方程式、熱力学第一法則、熱力学第二法則、自由エネルギー、溶液到達目標
- 理想気体の状態方程式を理解できる。
- 仕事、内部エネルギー、エンタルピー等を計算できる。
- 相平衡、溶液の性質を理解できる。
授業計画
- シラバスによる授業の説明、"もの"の状態
- 気体の性質
- 気体運動論
- 実在気体
- 熱力学第一法則
- エンタルピー
- 熱化学
- 化学変化のエネルギー
- 熱力学第二法則
- 自由エネルギー
- 純物質の相平衡
- 相境界の位置
- 混合物の性質
- 理想溶液と希薄溶液
- 束一的性質(溶媒)、期末試験
履修上の注意 復習を兼ねて毎回宿題を出すので、自分で考えて提出する。成績の評価方法 期末試験(70%)、宿題(30%)教科書・参考書 教科書:参考書:
- 「物理化学要論4版」、アトキンス(千原、稲葉訳)、化学同人、5400円(本体)
- 「金属物理化学」、日本金属学会、1500円
- 「基礎物理化学 上」、ムーア(細谷、湯田訳)、化学同人、3400円(本体)