高分子材料学 | (3年後期) |
Polymer Materials | 単位数:3 |
担当:荒谷康太郎 | コード:T8245 |
概要 高分子は身の回りに多くあるにもかかわらず、意外と知らないことが多い材料である。本講義では、高分子に慣れ親しむと同時に、その分子構造と力学物性を中心とした高分子の性質との関係を学び、高分子の材料開発、材料改質に向けた基礎原理を学びます。●JABEE関連科目:物理化学、有機化学、力学、熱力学
キーワード 分子量分布、慣性半径、高分子溶液、ガラス転移、粘弾性到達目標
- 身の回りの高分子が、高分子のどのような性質を利用しているか理解すること。
- 高分子の分子構造から物性を推測できるようにすること。
- 高分子に用いられている物理数学の有用性・汎用性を理解すること。
授業計画
- 序論:(1章・2章・15章) 高分子とは
- 序論:(1章・2章・15章) 身の回りの高分子
- 高分子の構造(3章・4章・9章・10章) 演習
- 高分子の構造(3章・4章・9章・10章) 高分子鎖の分子構造
- 高分子の構造(3章・4章・9章・10章) 高分子鎖の固体構造
- 高分子溶液の性質(5章・11章) 演習
- 高分子溶液の性質(5章・11章) 高分子溶液の性質1
- 高分子溶液の性質(5章・11章) 高分子溶液の性質2
- 高分子の力学的・熱的性質(6章・7章・8章) ガラス転移
- 高分子の力学的・熱的性質(6章・7章・8章) 演習
- 高分子の力学的・熱的性質(6章・7章・8章) 粘弾性
- 高分子の力学的・熱的性質(6章・7章・8章) ゴム弾性
- 機能性高分子材料(12章・13章・14章) 高分子の表面および改質
- 機能性高分子材料(12章・13章・14章) 機能性高分子
- 期末試験
履修上の注意 高分子の性質を理解するうえで物理数学が欠かせません。演習を通して、その有効性を学びますが、物理数学にも興味を深めておいてください。また、第1回の授業で有機化学について復習しますので、有機化学を履修している必要はありません。成績の評価方法 期末試験(70%)、演習・小テスト(30%)教科書・参考書 教科書:「はじめての高分子化学」、井上祥平、化学同人、2940円参考書:
- 「基礎 分子科学」、妹尾学他、共立出版、3675円
- 「液晶・高分子入門」、竹添秀男他、裳華房、3675円