2007/6/2 工学部こうがく祭+オープンキャンパス [予告]
一昨年度からこうがく祭+オープンキャンパスという一般向けと高校生向けの研究室公開を工学部は実施しており、昨年度から気候の良い6月初旬に開催しています。今年は写真のように快晴の一日でした。
写真は正門の様子です。
【オープンキャンパス】
オープンキャンパスという高校生向けの研究室公開では、マテリアル工学科に30名近くの方がいらっしゃいました。写真はマテリアル工学科棟玄関で学科説明をしているところです。
7月に開催される工学部の公開説明会で毎年実施している形状記憶合金を使った実験とピアノ線を使った鋼の焼入れ実験を行いました。鋼の焼入れ実験では破断面を電子顕微鏡で観察しました。
【1年生の工学部見学】
工学部の1年生は水戸キャンパスで過ごしていますので、同時に日立キャンパスの見学をしました。マテリアル工学科では研究室配属の4年生や大学院の学生が各研究室の紹介をしました。また、高校生の方にも聞いていただきました。
【各種企画】
マテリアル工学科の企画は予定のページをご覧下さい。【周辺の企画】【たたら操業実験】
昨年度と同様に友田研究室主催で日本古来の製鉄法であるたたら操業実験を実施しました。写真はノロ出しという不純物を取り出しているところとケラを取り出しているところです。たたら操業実験については友田研究室のページに詳細な説明があります。
【鍛冶屋】
また、たたら操業実験の隣で鈴木徹也研究室は鍛冶屋も実施しました。共同で研究を行っている茨城県水戸市にある鍛冶屋「中屋平治さん」のご指導の元、刃物造りに挑戦しました。実際に軟鉄と鋼の鍛接から形造りまで本格的な工程を一通り実演いただきました。見学者にもその一工程を体験してもらいました。
左側の写真が木炭を燃やすような炉で、ここの材料を挿入して加熱します。右側の写真が金床の上で鍛錬しているところです。かなり力の要る作業のようでした。
写真中央の座っている方が中屋平治の鍛冶屋さんです。同じ作業にしても手際の良さが際立ちます。
本年度から実施した鍛冶屋ですが、たたら操業実験の横で金属を叩く音が響いたせいか、たくさんの方が足を止めて見学してくださいました。
【ETロボコン】
篠嶋研究室では、研究テーマ「計算機による材料実験」の紹介のほか、ETロボコンに出場するライントレースカーの試走会、ロボカップジュニアのサッカー競技の模擬試合を公開しました。
ETロボコンとは、Embedded Technology (組込み技術)ロボットコンテストの略称です。「組込みソフトウェア」分野の技術教育をテーマに、「レゴブロックで作った車で決まったコースを自律走行する」競技です。どのチームも同じのハードウェア(車体)なので、プログラムの技術を競います。詳しくは ETロボコン2007 ホームページ http://www.etrobo.jp/ を参照してください。
ロボカップジュニアとは、小学生から参加できるロボットコンテストで、サッカー競技、レスキュー競技、ダンス競技があります。サッカー競技では、赤外線を発するボールを使って、自律的に動くロボット2台を1チームとして試合を行います。詳しくはロボカップ日本委員会 公式ホームページ http://www.robocup.or.jp/junior.html を参照して下さい。
【鋼の焼入れ・形状記憶合金の実験】
昨年度と同じように、トキ・コーポレーション株式会社製のバイオメタルや大同特殊鋼株式会社ご提供の形状記憶合金のおもちゃで遊べるようにしました。
また、別室で形状記憶効果を確かめる実験も実施しました。
【模擬店】見学に来てくださった方々に御礼申し上げます。 → 平成18年度の様子
こうがく祭では模擬店も多数あります。写真の鈴木徹也研究室の焼き鳥は毎年人気です。留学生会の料理も賑わっていました。
【茨城大学エコノパワー競技クラブ】
茨城大学工学部には本田宗一郎杯Hondaエコノパワー燃費競技大会に参加している茨城大学エコノパワー競技クラブがあります。その競技参加車両の試走が行われました。
【茨城大学Formula-SAE】
また、全日本 学生フォーミュラ大会に参加している茨城大学Formula-SAEの試走も行われました。写真の車両は次回大会のためにシェイクダウンも兼ねて走行しました。
【技術部ワンダーボックス作製】
技術部ではワンダーボックスという万華鏡を自分で作製するイベントを実施していました。特に小さいお子さんに人気がありました。