茨城大学工学部マテリアル工学科 平成20年度シラバス 戻る

マテリアル実験Ⅰ(2年前期)
Experiments in Materials Science Ⅰ単位数:2
担当:マテリアル工学科教員コード:T8221

概要
専門科目、マテリアル実験を履修の為の基礎である。
  1. 様々な実験手法を学び、実験器具の取扱いに慣れる。
  2. 実験データを正確に記録する習慣を身につける。
  3. レポート作成方法を学ぶ。機械製品等の構造を的確に表現・伝達する機械製図について、標準機械製図法の初歩を理解し、製図法に則った図面が書け図面情報を読めるよう基礎を学習する。

●JABEE関連科目:材料強度学入門塑性工学基礎物理化学、材料物理化学

キーワード
製図、電気化学、力学的特性
到達目標
  1. 機械製図の基礎である図法と日本工業規格(JIS)に基づく標準機械製図法を理解できる。
  2. 機械製図の規格を理解し、簡単な機械部品の読図や製図を行うことができる。
  3. 様々な実験の手法、実験器具の取り扱い方を習得する。
  4. 実験データの整理方法やレポートの作成方法について習得する。

●JABEE対応:D-4:実験の計画・実行およびデータ解析の能力100%、JABEE目標:◎D、○G

授業計画
  1. ガイダンス
  2. 【製図】機械製図についてのガイダンス
  3. 【製図】線と文字、平面図法、投影法
  4. 【製図】図形の表示法、断面法、補助投影法
  5. 【製図】寸法記入法、寸法公差と幾何公差および面の肌
  6. 【製図】締結用部品、転がり軸受とばね、歯車
  7. 【製図】製作図、フリーハンド製図
  8. レポート作成方法、安全教育
  9. 【力学的特性実験】引張試験片の作製
  10. 【力学的特性実験】引張試験
  11. 【力学的特性実験】破断面のSEM観察
  12. 【電気化学実験】電池の作製とイオン化傾向
  13. 【電気化学実験】ダニエル電池の作成と電池特性
  14. 【電気化学実験】金属材料の腐食と分極曲線測定
  15. レポート指導
履修上の注意
ガイダンス、レポート作成方法などにも必ず出席し、安全に実験を行うための知識をあらかじめ得ておくこと。また、全ての実験に出席し、全てのレポートを提出することが単位取得の必要条件になる。

力学的特性実験と電気化学実験については4つの班に分かれ実験する。製図では以下のものを用意すること。鉛筆(製図用0.3、0.5、0.7のシャープペンシルが便利)、ものさし(30cmぐらい)、三角定規、方眼紙等

成績の評価方法
全ての実験に出席し、全ての実験レポートを提出することで50%とし、各レポート毎に受講態度20%、各レポートの内容30%で成績評価する。総合して50%以上で合格とする。
教科書・参考書
教科書:「新訂版 機械製図 ―理論と実際―」、服部延春、工学図書株式会社

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