材料学総論 | (1年前期) |
Introduction to Materials Science and Engineering | 単位数:2 |
担当:市村稔、稲見隆 | コード:T8203 |
概要 材料はわれわれの生活において必要不可欠であるが、その実感は意外なほど薄い。新しい材料(マテリアル)を扱う「マテリアル工学」の入門教育として、材料の種類、製法、特徴・性質、利用・応用の概略を学び、材料技術の社会的重要性を理解する。今後のより深い専門的な講義の指針とされたい。キーワード 材料機能、マテリアル、金属材料、構造と性質、セラミクス、高分子、半導体、複合材、表面界面、リサイクル到達目標 マテリアル工学の専門基礎として材料科学および材料工学の概略を学ぶ。
- 工業材料の種類や特徴と製法の概略を理解する。
- 金属材料の特徴や性質がミクロ構造に依存することを理解する。
- 非金属材料として、セラミクスや高分子および半導体材料の特徴を理解する。
- 複合材料や各種機能材料の性質を理解し、リサイクルを含めてマテリアル工学の重要性を認識する。
●JABEE対応:D-1.マテリアルの構造・性質に関する基本の理解33%、D-2.マテリアルのプロセスに関する基本の理解33%、D-3.マテリアルの機能および設計・利用に関する基本の理解33%、JABEE目標:◎D、○G
授業計画 前半(1〜8)稲見担当、後半(9〜15)市村担当
- 材料とは何か
- 材料を原子レベルで眺める
- 材料の性質
- 材料はどのようにして作られるか
- 金属材料
- 金属材料(2)
- ファインセラミック
- 中間試験
- 高分子材料
- 半導体
- 材料の複合化
- 材料の表面改質
- 機能性材料
- 材料のリサイクル
- 期末試験
履修上の注意 原則として、毎回出欠を調べる。出席状況によっては中間および期末試験の受験資格を失うので注意すること。レポートを課された場合には必ず指定時間・場所に提出すること。成績の評価方法 中間試験(稲見)および期末試験(市村)の結果を合わせて評価する。主として筆記試験結果(70〜80%程度)で判定するが、出席状況やレポート提出結果も評価に加える場合がある。教科書・参考書 教科書:「材料科学入門」、井形直弘他編、朝倉書店、3400円
必要に応じて、参考資料等を配付する。